会社は教えてくれない自分の活かし方(4)「外国語は便利な道具」
BreakFreeでは、これからセカンドキャリアを迎える方に向けて伝えたいことを、8本のビデオシリーズとして制作しました。
ビデオ4「外国語は便利な道具」をお届けします。インタビューの文字起こしと合わせてご覧ください。
会社は教えてくれない自分の活かし方 ビデオ4「外国語は便利な道具」
– 前回は、人と繋がることでコミュニケーションの機会が増えるという話でした。コミュニケーションの機会が増えるとセカンドライフはどのように変化していくでしょうか?
いろいろなチャンスが始まりますよ。例えば自分とは違う感覚・文化の人と交流すると、自分が見えていない世界や自分の可能性に気づけます。
その中で「英語もひとつの道具」だと思います。
– 国境や人種・文化の壁を超えて、よりたくさんの人と繋がる可能性がありますね。
そうですね。私は母国語がトルコ語ですが、日本語と英語を勉強しなかったらここにいませんでした。きっと自分の国で仕事をしていたでしょう。なので、英語を学ぶことも大事なチャンスだと思います。
例えば仕事で言葉を使う、ということを考えると、私の母国・トルコの市場で働く人は平均3ヶ国語をしゃべっています。言葉を話す環境さえあれば、だれでもそういうことができます。
– もしそういう環境がここにあったとしても、例えば「文法を間違えたりしないか」という怖さで躊躇してしまうことがあります。もしかしたら「恥をかきたくない」ということがベースにあるかもしれません。
「恥ずかしい」という感情は、心理学的には周りから自分を守るためのものです。そこがあると先に進まないということもありますが、そもそも日本人は「ネイティブのようにしゃべらなければいけない」と考えがちです。ですが、別にテストがあるわけでもありませんし、周りから守らなければいけないものもありません。
そもそも、「英語を間違ってはいけない」ということ自体が問題です。ネイティブではない人がネイティブのように話すのは、とても難しいことです。そこに期待しすぎると重くなってしまいます。
ですが、文法を間違えたからといって人として判断されることはありませんし、言葉を覚えたいと一生懸命頑張っている人たちをサポートしたい人も大勢います。聞きたい、しゃべりたい、コミュニケーションしたいという姿勢さえあれば、大丈夫です。
今、世界で英語を喋れる人は15億人いるといわれていますが、そのうち母国語が英語の人、つまりネイティプの人は3.6億人しかいないそうです。つまり3/4の人たちはネイティブではありません。その人たちが全員正しく英語をしゃべっているかと言えばきっとそうとは限らないでしょう。でも、世界の経済は動いていますし交流もできています。
– 便利な道具、外国語を躊躇しないで使っていけば、海の向こうの国々がもっと近い存在になりますね。
はい。ワクワクしますね。ぜひみなさんもその楽しさを味わってもらえたらと思います。
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