個人のキャリアにこそ「サスティナビリティ(持続性)」がとても重要な理由
「サスティナビリティ」という言葉、あなたも一度はどこかでお聞きになったことがあると思います。
日本語では「持続可能」と訳されていますが、国連の定義ではこのサスティナビリティを「未来の世代のニーズを犠牲にせずに、現在の人のニーズを見い出だせる状況」というように定義しています。
このサスティナビリティが大事なのは、何も社会全体の大きな話だけではありません。
個人のキャリアにおいてこそ、サスティナビリティがとても重要です。
個人のキャリアにおけるサスティナビリティとは、例えば仕事の維持や継続性などが該当します。簡単に言えば、仕事をやり続けることです。
国連のサスティナビリティの定義も踏まえてもう少し掘り下げれば、個人における仕事のサステナビリティとは……
「現在だけではなく将来においても満足度が高く、かつ自分自身も成長し続けることのできる仕事のやり方」
と言うことができそうです。
コロナの影響で経済危機が始まりそうです。
これは、サラリーマン(サラリーウーマン)も他人事ではありません。
会社の業績が傾けばリストラや早期退職などの対象になる可能性がありますし、すでにそうしたことが始まっている企業も現れています。
コロナの前は「まとまったお金をもらって早期退職し、その後のことは、あとでゆっくり考えればいい」と考えている人がいたかもしれません。
ですが、社会の状況は一変しました。
近い将来直面するかもしれない金融危機のときに、企業はどのぐらいのお金をあなたに支払えるかわかりません。
それと同時に、仕事を失い、求職する人も増えることでしょう。
では、あなた自身がサスティナビリティのあるキャリアを送っていくために、何を、どういう風に準備すればいいでしょうか?
ここでは、3つのヒントをお伝えします。
1- 多数の環境で柔軟に使えるようなスキルを、積極的に獲得する
英語では”Transferable Skills”と言います。
あるひとつの企業や特定の部署だけでしか通用しない(応用のきかない)スキルではなく、どこに行っても通用する、柔軟に使えるスキルを身につけるべきです。
例えば、外国語、IT、経理、ビジネスコミュニケーションなど、さまざまなものがあるでしょう。あなたの得意なことの中に、こうしたTransferable Skillsはありますか?
2- 自分にしかできないこと、仕事を作る
他の人でも代わりのきく仕事や、誰にでもできる仕事は、容易に他の人に取られてしまいます。
あなたにしか行うことのできない、希少性の高い仕事を作ることができれば、あなたの市場での価値も高まります。
これを見つけることは簡単ではありませんが、自己分析やコーチングを通して自分の強みや得意な仕事を掘り下げることで、そのヒントをつかむことができるでしょう。
3-ネットワークを広げる
人間関係のネットワークを広げることは、あなた自身の興味や関心を外に大きく広げたり、新しい仲間や知識を得ることができたりと、さまざまなインスピレーションをあなたに与えてくれます。
外出の難しい時期ですが、最近はオンラインでのコミュニケーションも活発になってきました。以前より多くの人と知り合うチャンスができたとも言えます。外に出かけられなくても、こうしたイベントに積極的に参加し、交流を広げましょう。
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