会社は教えてくれない自分の活かし方(1)「セカンドライフへの不安」

会社は教えてくれない自分の活かし方

BreakFreeでは、これからセカンドキャリアを迎える方に向けて伝えたいことを、8本のビデオシリーズとして制作しました。
ビデオ1「セカンドライフへの不安」をお届けします。インタビューの文字起こしと合わせてご覧ください。

会社は教えてくれない自分の活かし方 ビデオ1「セカンドライフへの不安」

– メテさんは日本は長いんですよね?

25年ですよ。

– 四半世紀ですね。企業にもお勤めでしたよね?

そうです。一番初めは日本の大学院に来ていて、それから22年ぐらい日本のいろいろな会社で働きました。IT、ソフト開発、アナリスト、プロジェクトマネージャー、製品開発、役員、一番最後は取締役でした。

今は、研修とコーチングを提供している”Commoncolors”を主宰しています。

– 今回のテーマ「セカンドライフへの不安」ですが、定年退職後のセカンドライフに不安を感じていらっしゃる方、けっこう多いようですね。

多いですね。私の周りにも50歳過ぎの人が多いので、そういう話をよく聞きます。私自身もそうだったので分かります。私は少し早いのですが40代の後半で不安を感じていました。外国に住んでいるので、いつも自分の将来を考えてしまいます。例えばこの仕事がなくなったら自分がどうなるんだとか、定年退職を迎えた時に日々何をするんだとか、仕事をするかどうか、そのほかにも健康のこと、家族のこと、お金のこと、いろいろ不安が出ていました。

なので、新しいこと、自分が興味を持っていることを発見してみようとしました。いちばんはじめに興味が出てきたのは非営利団体(NPO)です。普通の企業では給料やボーナスという話ばかりですよね。それがないと人は動かない。でもボランティアではお金をもらいません。それでどうして仕事ができるのかとか、給料以外の何に向かって仕事をしているのかが気になってNPOの勉強を始めました。

それを勉強しはているうちに、人のモチベーションを引き出すコーチングに興味が湧いてきて勉強をはじめました。この時は自分がコーチになるという考えはなかったのですが、勉強しているうちにさらに興味が湧いてきて、資格を取りました。

私はずっとITをやってきたのですが、人に興味がありました。人に対して興味が出ると心理学を勉強しないといけないと思って、もっと深く勉強するためにアメリカの大学で勉強し、アメリカの大学院を卒業しました。

そうしているうちに、将来の自分を思い描くことが少しずつできるようになってきました。行動することで、自分の将来やりたいことがイメージしやすくなったのです。

– 私たちがセカンドライフや将来のことをイメージするときって、どこから進んでいけばいいでしょうか?

不安はあると思うのですが、自分の習慣・アイデンティティーをもう一度見つめ直して、人と話しながら自分を再構築することができればいいと思います。再構築が進むうちに、会社で長い間働いてきた自分や、これから新生活にワクワクしている自分など、何を大事にしたいかが見つかっていくでしょう。

とはいえ、形にならないものに向かって走っていくのも難しいと思います。セカンドライフの見つけ方に関する話はこれからもたくさんすると思うのですが、一番大事なのは不安から逃げないことです。そのためには不安を無視しないことがはじめの一歩です。

– 不安自体に、そこからスタートするためのヒントが隠されているということでしょうか?

そうですね。自分自身が何に対して不安を持っているのか、宝探しのように探していくとそこにヒントがあります。そのヒントを見ないようにしてしまうと、何もわからないまま、どちらの方向に向かうか分からないまま走ることになってしまいますよね。なので、不安を大事なことだと思って、そこから始めれば良いと思います。

それがセカンドライフを踏み出す第一歩です。

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